山椒は小粒だけど中身は濃い『炭鉱展示館』

『旧太平洋炭礦 炭鉱展示館』は釧路コールマイン㈱ 選炭工場から桜ヶ岡の丘の上を登りきった場所にありました。
見た目は小粒な展示館です。

DSCN0179.jpeg

隣には掘削機械「コンテニアスマイナー」が展示してしてあります。
DSCN0180.jpg

入り口では日本一の石炭の大きな塊がお出迎えです。重さ6トンあります。

DSCN0183.jpg

太平洋炭礦は1970年代以降、道内の大手炭鉱が次々と閉山する中でも生産を続けましたが、2002(平成14)年に閉山しています。
太平洋炭礦株式会社の創業は1920(大正9)年4月。ここから本格的に石炭を掘り始めました。石炭の需要が伸びる中、仕事をする人の数も最大で約5,000人を数え、最盛期には年間261万トンの石炭を採掘し、地域を支える産業の大きな柱の一つとなりました。
現在は釧路コールマイン株式会社が事業を太平洋炭礦から規模を縮小して引き継いでいます。

入館料は大人300円。先客多数。
元炭礦マンの解説員が丁寧に分かりやすく説明をしてくれます。

下記は館内の説明パネル。

IMG_5369.jpeg

選炭工場のジオラマ。ここに来るまでこの工場を見ながら来ましたが全景がこれで分かりました。

IMG_5354.jpeg

坑内のジオラマです。青い部分が海を表し海の下の坑内の構造が分かるようになっています。

IMG_5366.jpeg

陸地から降りていき海面700メートルでの作業です。

IMG_5367.jpeg

坑内作業服。ガスマスクが危険な作業だと感じさせます。

IMG_5368.jpeg

炭鉱の歴史や生産過程が学べます。

IMG_5371.jpeg

地下の展示場です。模擬坑道に入って行きます。

坑内電気機関車です。人員や資材を運びます。

DSCN0184.jpg

黄色いバケットは資材を運ぶ鉱車。

DSCN0185.jpg

掘削機「コンテニアスマイナー」の最前面。爪の付いてる黒い歯車が石炭を掘削。迫力があります。

DSCN0192.jpg

黒く丸いのがドラムカッター。これが左右に動き炭層を切削、SD採炭切羽方式です。

DSCN0198.jpg


IMG_5372.jpeg

小さな博物館だと思っていましたが地下に模擬坑道の展示もあり、思った以上に中身が濃い展示館でした。実際に使用されていた機械が展示されていて、本物から伝わってくる迫力は見るものを圧倒します。今でも釧路コールマインが海底で坑内堀をして、日本で唯一の坑内堀炭鉱となっています。最新の機械化と「保安第一・生産第二」の生産方針、管理技術は研修事業で外国にも伝えられています。最後に昭和39年に結婚とともに炭鉱マンとなったエピソードを語ってくれた解説員の方の説明は非常に分かりやすくリアルな体験としてもとても興味深いものがありました。







この記事へのコメント